blomst’s blog

しりとりブログです。

ぬいぐるみ

しまじろうが大好きだった。
過去形だったのは現在本体の行方が分からなくなっているから。

家の何処かにいるのは確実だが、探そうとしないので私はしまじろうから、しまじろうは私から互いに卒業したらしい。

こどもちゃれんじを取っていた人には馴染みのあるトラのキャラクター。

私が長年共に過ごしたしまじろうは2代目らしい。1代目はこどもちゃれんじで付いてきたしまじろう。
2代目は叔母がネットオークションで新品中古を買ってくれた物だと親に説明された。

それよりも新品中古という謎の言い回しが引っ掛かる。新しく開封していないからオークションに出品したから言葉は間違っていないが、違和感をかんじる。

幼稚園から中学生辺りまで一緒に過ごした唯一思い入れのあるぬいぐるみ。


そんなしまじろうは人目で自分のと解る特徴が2つある。

1つは、鼻が欠けている。
母親いわく「小さいときにあんたガジガジ鼻かじってたよ」とのこと。
「食べちゃいたいくらい可愛い」を幼い私は実行していた。

もう1つは、しっぽに切れ目がある。
何歳だったか覚えてないが当時再放送していた「Dr.コトー診療所」というドラマにはまっていた。
離島に唯一いる医者と島民との触れ合いを描いたドラマであり、見ていてほっこりしたりハラハラしたりと大好きなドラマだった。
毎日見ているうちに、ごっこ遊びが好きだった私は「お医者さんごっこ」と生じしまじろうを患者に見立て「オペを始めます」といい放ちサクッと尾にメス(ハサミ)を入れた。
そしてきちんと(?)縫合作業までしたらしい。
当時の自分の行動力は謎である。本当に楽しかったのかそれ。
とりあえず当時のしまじろうに謝っておこう。ごめんね。

そんな感じで今1番印象に残るぬいぐるみ、しまじろうについて書いてみた。

大人になった今は、ぬいぐるみなんて買う機会がない。
だがいつか、しまじろうのような愛情を注げるぬいぐるみに巡り会いたい。